犬ニュース:無麻酔歯石除去での死亡事故
近頃はトリミングサロンだけでなく、ドッグカフェやドッグランでも行われている無麻酔での歯石除去施術。
ショップでの無麻酔歯石除去を受けてチワワさんを亡くした方が悲痛な思いをブログに綴っています。
結論としては
無麻酔歯石除去は危ない!
と思います。
もちろん麻酔にもリスクはあります。
しかし(その子の身体次第ですが)、最近の麻酔は安全性も高まっていますし抜歯をしないで歯のクリーニングだけなら鎮静剤のような軽めの麻酔で済むこともあります。
考えてみれば自分の歯石除去だって、理解していても結構怖いし痛いし、それでも人間だから動かないで我慢しますけどもし麻酔してもらえるならしてほしいです。
理由のわからない犬にとっては相当怖いことなのではないでしょうか。
源之介の抜歯の時に歯科の先生にも聞いたけど、
無麻酔での歯石除去は表面をきれいにするだけで何の解決にもなっていない
なので表面上は歯が綺麗なのに抜歯になる子が増えている
事故の話もよく聞くのでやめるべき
とのことでした。
日本獣医師学会の見解です。
日本小動物歯科研究会の見解です。
全般的に、表面の歯石しか取れず歯周病の治療にはならない、口の中を傷つけたり骨が折れるなどの事故が起きる可能性が高い、という内容です。
亡くなったチワワさん、羽夢ちゃんの飼い主さんの結論は、
自分なりに色々調べ、獣医師の話を聞き、専門機関に問い合わせた上でのわたしの結論は、犬の無麻酔下の歯石除去は、“法的にはグレーだけど、実際には高い危険を伴う施術である”、ということ。
引用:ちいさくて、おおきな子〜無麻酔下の歯石除去による死亡事故
亡くなったチワワさん、羽夢さんは当時11歳。
大治郎と同じ歳です。
11歳といえば色々体調も心配で、その中には当然口内環境も入ってくるでしょう。
良かれと思ってやったことで愛犬を亡くしてしまい飼い主さんの悲しみや苦しみは計り知れません・・・。
愛犬の口内環境が気になったらサロンやカフェの無麻酔歯石除去でなはく病院へ。
最近は歯を専門にしている獣医さんも増えています。
「犬 歯科」で検索すると出てきます。
評判などももちろん気になりますが大切なのは
・あまり無理せず通える場所であること
・実際行ってみて先生とのフィーリング(何でも聞けるか、答えてもらえるかなど)
だと思います。
うちも実際何か所か行ってみて、評判は良いけどこの先生はどうしても合わないということもありました。
毎日の歯磨き、そして定期的な歯科でのチェック。
愛犬の綺麗な歯を維持できるように私も頑張ります。
羽夢さんがお空で安らかに過ごせますように。
飼い主さんの悲しみが少しでも癒えますように願っております。